2016年11月11日 鳥取中部地震を経て

こんにちは、キョウエイ角田です。

この度10月21日に鳥取県中部を震源とする大きな地震が発生しました。
幸い1人の死者も出ることはありませんでしたが、建物被害は1万戸を超え、
今もなお避難生活を余儀なくされている方々もいらっしゃいます。
地震による被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。

弊社の所在地である気高町でも震度5強を観測し、社屋も大きく揺れました。
事務所ではパソコンのディスプレイや薄型テレビなどが机から落下し、
倒れた食器棚と中の食器は壊れて使えなくなってしまいましたが、
建物の大きな損傷は無く、従業員のケガも作業車両の損傷も無い為、
通常業務は何の支障もなく行えていることをここでお伝え致します。

昨年、弊社所属の”鳥取県清掃事業協同組合”と鳥取県の全市町村の間で
【大規模災害時における災害廃棄物の処理等の協力に関する協定】
が結ばれており、この度組合を通じて弊社にも支援依頼がきました。
早速社内で協議し、3.5t塵芥車と従業員2名の派遣が決定。
1人は4月の熊本支援でも大活躍だった若手の中川、
そしてもう1人は私角田です!
前回熊本の支援に行けなかったので今回地元の為に働けて嬉しいです。

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11月2日(水)
弊社第1回目の支援。
災害ごみの仮置場となっている旧向山清掃工場跡地から
木くず(タンスなどの家具)を処理業者さんまで運搬する業務でした。

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11月7日(月)~11月8日(火)
この2日間は同じく災害ごみの仮置場となっている北条中学校へ。
こちらでも同様に木くずの運搬。おびただしい数のタンスがありました。           それ以外にも大量の毛布、特に壊れた様子の無さそうな自転車等々…
さて、皆様はこの”災害ごみ”の山を見てどう感じられますか?

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「本当に災害で壊れた物なのか?」
「どこも壊れていない物もあるのでは?」
「果たしてこのごみは災害ごみにあたるのか?」
僕はそう感じずにはいられませんでした。

こちらの記事をご覧ください。
http://www.yomiuri.co.jp/osaka/news/20161107-OYO1T50002.html
災害ごみにかこつけた”便乗ごみ”について取り上げられています。

行政も廃棄物処理業者も、従来の業務を継続しながらその中で時間と人手を割き、
集まった大量の”災害ごみ”の処理に当たっています。
それは「1分1秒でも早い復興の為」であり、
「災害と関係のないごみの処理に時間を浪費する為」では断じてありません。
復興を早める為にしているこの作業が、一部の方の身勝手により
遅れてしまっている現状が非常に歯がゆく、悲しい気持ちです。

僕は中部各地の美味しい牛骨ラーメンや、
白壁土蔵群の美しい街並み、三徳山投入堂を取り巻く壮大な風景が大好きです。
でも地元に長く住んで接している皆様の気持ちはもっと強いものと存じます。
その風景や味覚を復活させ守っていく為には皆様のご協力が不可欠です。
自分勝手な人が増えれば復興はどんどん遅くなっていきますが、
市民町民地元業者一丸となって良い方向に向かい動いていけば、
あの美しく賑やかな街がきっとすぐに蘇ります。

大変な時期はまだしばらく続きますが、みんなで頑張っていきましょう!
がんばろう、鳥取!!!!

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